地震が起きた際、役に立ちそうな情報をまとめてみました。
災害用伝言ダイヤルの使い方
①公衆電話から「171」を押す。
②録音するときは「1」 再生するときは「2」
③自宅の電話番号を市外局番から
④ピーのあと話す または 要件を聞く
避難所で過ごすことになったら
被害が小さく、自宅での滞留生活が可能でも、火災やガス爆発、津波、液状化など二次災害のおそれがある場合には、いったん避難所へ避難する。特に発災後24時間は、何が起こるか分からない。二次災害が発生するおそれのある地域では、自宅にとどまっていても自治体の動きや災害情報は入らないので、自主的に避難するようにする。
家族全員が揃っていなければ…行き先を書いたメモを残して避難する。
家族の居場所を知らせる張り紙があると次の行動がとりやすくなる。
でも、メモを玄関のドアに貼るのはNG。誰もいないことが分かってしまうと侵入の危険が高まる。犬小屋の中やポストの中など、あらかじめ家族で決めておいた、第三者からは見えないところがベスト。玄関の扉には「この家の住民は無事です」と安否情報を貼る。
避難する前にやっておきたいこと
①ガス・水道の元栓を閉める…何かの拍子でスイッチやハンドルがONになっても、元栓を閉めておけば大丈夫。
②ブレーカーをおろす…長い停電のあと、電気が復旧すると家中の電源が一気に稼働し、ショートすることも。
③プラグをコンセントから外す…電気が復旧した際のショートを防ぐ。
④冷蔵庫内の整理…電源が落ちるので腐りやすいものは処分。氷も溶けると水漏れになるので捨てる。
⑤お風呂の水を抜いておく…水は細菌やカビの温床になるので、排水しておくと、においなども軽減される。
⑥割れた窓をふさぐ…窓が割れてしまったら、ビニール袋とガムテープで穴をふさぐ。家具でふさいでも。
⑦カーテンを閉める…室内が見えないようにする。
⑧鍵をかける…最後にきちんと施錠。防犯の意味でも家全体の戸締まりを、しっかり確認。
傷ついた子どもの心を受け止めてあげる
津波に襲われた被災地の園児たちの間で、一時「津波ごっこ」や「地震ごっこ」が流行しました。「津波が来た!」「地震が来た!」の合図で机やいすにのぼったり、机の下に隠れたりする遊びをしていたという報告もありました。「不謹慎」「不気味」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ごっこ遊びを通して、子どもたちは不安や怖さを克服しようとしているように思えます。
震災で心に深い傷を負うのは大人も子どもも同じです。でも、子どもは自分の気持ちをうまく表現したり、発散したりできないので、このもやもやを、親から離れない、先生にしがみつくなど、退行的な形で表現します。それは不安や恐怖を理解してほしいというサイン。もし、子どもが何もいえずにいたり、誰かを見ていたりしたら、意識的に声をかけると良いそうです。
東日本大震災では、テレビ画面で被害の悲惨さを目にした全国の子どもたちも、心のケアを必要としました。目の前の災害がどうして起こったか、なぜお母さんがうろたえているのかがわからないと、子どもは怖がるのです。子どもの分かる範囲で説明して、その上で「もう大丈夫だよ」と安心材料を示してあげるといいと思います。
ネットで、「地震の影響 子どもたちのPTSD」という記事を見つけましたので、リンクを貼らせていただきます。「頑張って」とか「我慢して」ではなく、「守ってあげるよ」「大丈夫だよ」と言葉をかけて安心感を与える、といったことが書かれています。