赤ちゃんの誕生から1年間を、5歳のお姉ちゃんの目で綴った写真絵本「あかちゃんてね」。
出版社からのコメント で「いのちと出会い、向き合い、生まれた写真絵本です」とある通り、赤ちゃんの成長とお姉ちゃん、お母さんの素敵な表情をとらえた、温かさにあふれた絵本です。
赤ちゃんが生まれてから1時間、1週間、1ヶ月、2か月…とリアルな成長が感じられます。
5歳のお姉ちゃんの、赤ちゃんが生まれてくる期待と不安、赤ちゃんは可愛いけどママを取られたみたいでちょっぴり妬ける心情、素直な気持ちが、とてもうまく文章にされています。
余談ですが、写真のお母さんがとても美人なのでタレントさんなのかと思いましたが、あとがきを読んだら、産院に置かれた写真絵本のモデルさん募集のリーフレットを見て応募された一般の方なのだと知りました。
こちらの本は小学校低学年の夏休みの課題図書となったことがあるようですが、大人の方が見ても心が温かくなる素敵な絵本です。