子育て支援員研修の基本研修の中の科目⑦子どもの障害について学んだので、特に重要だと感じた所をまとめておきます。
- 障害のある子どもも「一人の子ども」であり、障害のない子どもと同様に発達する権利がある。子育て支援員は、障害のある子どもに対しても、その可能性を最大限発揮できるような援助をする、という姿勢が必要である。
- 同じ障害があり、その障害の程度や重さが同じであっても、その子どもの育ってきた環境やかかわりによっては、子どもの示す状態像は大きく違ってくる。障害があることから出現する行動や状態なのか、さらに環境との相互作用によって引き起こされている行動や状態なのかを見極めて対応することが求められる。
- 何かをやって怒られる体験は極力少なくし、何かをして褒められる・認められる体験を多くすることで、困った行動は少なくできる。つまり、障害特性をアセスメントする・子どもの見立てをするときの一つの手がかりとして理解し、より子どもに伝わりやすく、わかりやすい、生活しやすい環境をつくることができる。
- 支援者として:保護者に子どもの育ちを伝える。できないことやマイナス面を伝えるにも、これができない、あれができないと言うだけでなく、こうしたらできるようになるかもしれないということや、できないけれど○○ちゃんは頑張っていたよなど、頑張りを褒めるなどマイナスの中にプラス面が見いだせるような伝え方が有効。
- 障害のある子どもを地域と連携して支援することで、本人が周りを困らせていた行動も収束し、母親の気持ちも落ち着き、子育てに前向きになることも多いので、地域と連携して支援していくことが重要。
私が住んでいる横浜市にある地域療育センターを調べてみたところ、9か所ありました。0歳から小学校期までの障害児の療育に関する相談・診療・指導等を行っているそうです。一覧はこちらです。