子育て支援員研修の共通科目の中の科目⑦地域保育の環境整備について学んだので、特に重要だと感じた所をまとめておきます。
なお、⑥は心肺蘇生法のため、オンラインではなく集合研修となります。そのときの様子は以下の記事でご紹介しています。
- 保育施設は明るくて衛生的な環境の施設、安全・安心な施設であるよう環境を整備する
- 乳幼児は好奇心旺盛で、調理室での火傷、ベランダからの落下、浴槽や洗濯機での溺水など様々な危険を招く。こういったことの防止のために、侵入防止の柵を設置したり、職員しか届かない高い部分への鍵を設置したりする。また、転倒事故防止のためには、滑らない素材の床にしたり、施設内を裸足や上靴使用にしたりする。ドア等での指挟み防止のためには、ドアの固定や、ストッパー、ゴムなどの緩衝材を付ける。戸棚の扉(特に薬品や洗剤類)には鍵を付け、勝手な取り出しの防止、落下による事故対策をする。乗り越え・落下防止のため浴室やベランダなどに踏み台となるものを置かないようにする。誤飲防止のために下に物を落としたままにしないようにする
- 施設の温度、湿度、換気、採光、音などの環境を常に適切な状態に保持するとともに、施設内外の設備及び用具等の衛生管理に努める
- 乳幼児は感情機能が優位であり、感情は身体ともつながっている。健康面での不調、保護者との関係、施設でのストレスなど様々な要因が不調や事故につながる。朝の受け入れ時に、保護者に子どもの健康状態を確認するとともに、保育者の温かな関わりが重要となる
- 時間や季節によって、また年齢によって使用しない遊具や用具などは、保育者が、固定された戸棚や棚の上に置くようにする。このことによって、子どもたちが床に近い場を自由に思い切り使えるようにする
- 感染症を防ぐため、子どもの肌や口に触れるものは個人用とする。汚れた服などは個別のビニール袋やフタつきバケツに入れ、また、子どもや職員がこれらに直接触れた手で他を触らないよう徹底する
子どもの事故予防と言えば、かなり昔の記事になりますが、保育のプロの先生から教えていただいた「イラスト版子どもの事故予防」という本が実践的で分かりやすくて良かったです。