本来は集合して受ける予定だった見学実習の項目が、今年はコロナの影響でオンラインに変更となったため、自宅で学習をしたのですが、今回は午睡(昼寝)の注意点について学んだことや自分で調べたことをまとめてみます。
赤ちゃんや子どもの寝かしつけ方のコツや、ブレスチェックについてなどが扱われました。
乳幼児突然死症候群対策のため、0歳児は5分おきに、1,2歳児は10分おきに呼吸と姿勢を確認するのですが、たとえ睡眠センサーを使用していても、職員もチェックすることが大切だと学びました。
厚生労働省のサイトによると、令和元年には78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっているそうです。
なお、チャイルド・リサーチ・ネットの「保育施設向けSIDSを予防するための対策」のページには、睡眠センサーについて下記のような情報が載っていました。
睡眠センサーは「ベビーセンサー、呼吸センサー、睡眠センサー」などと言われておりますが、法律上は「体動センサ」と言われる医療機器で、厳密には呼吸・心拍そのものでは無く、呼吸レベルの体動、心拍レベルの体動を検知する機器になります。(医療機器未登録の物もあります。)
布団などの下に敷くマット型、衣類などに装着するバッジ・クリップ型、バルーン貼付型(腹部に貼ります)があります。睡眠用センサーは、保育者による睡眠チェックの補助サポートとしての利用が前提です。
保育睡眠中、本体センサーのアラーム音による複数の呼吸回復事案から、音による刺激が覚醒につながる場合もあると考えています。
そのことから、誤作動で鳴ったと思われるアラームでもお子様の状態に注意してください。
また参考情報として、マサチューセッツ総合病院では、SIDSを発症された数人のお子様全例に、生前徐脈が見られたことに気づかれ、徐脈のあるお子様には全てモニターをつけるようにされたところ、1984年以来、お一人もSIDSを発症していないという報告(1990年)があります。