子育て支援員研修の共通科目の中の科目③乳幼児の食事と栄養について学んだので、特に重要だと感じた所をまとめておきます。
- 離乳食は食欲をつけ、生活リズムを整え、食べる楽しさを体験していくことを目標とする。家族と一緒に食卓を囲み、手づかみでも、自分で食べることで食の楽しさを身に付けていく。
- 幼児期は、活動量も多くなり、当然エネルギーが多く必要になる。幼児期の体重1kgあたりのエネルギー、たんぱく質、鉄、カルシウムの必要量は成人期と比較すると2~3倍多くなっている。したがって、これらを多く摂取する必要があるが、普段の食事では、栄養素としては、カルシウム、鉄、ビタミン等が不足しがちと言われているので、これらを意識して摂取する必要がある。
- 幼児期は、胃が小さく消化機能が未熟なため1回の食事量を多くできないので、3回の食事だけでは必要なエネルギーや栄養素、水分を摂取することが難しい。不足分を間食(おやつ)で補うことが必要になるという点で間食(おやつ)の意義は大きくなる。間食というより、食事の一部と考える。間食は、お菓子だけでなく、牛乳、乳製品、イモ類、果物など、食事で不足しやすいものが望ましい。
- 食物アレルギーに注意し、徹底的な対応をする。
- 乳児期は授乳期と離乳期を経験し、この時期は安心と安らぎの中で母乳(ミルク)を飲み、離乳食を通して食べる意欲の基礎づくりをする。離乳食においては、乳児の食欲、成長・発達を考慮し、無理のない進め方、内容や量に留意し、食べる楽しさを体験させ、子どもの「食べる力」をはぐぐむ支援をする。
- 幼児期は生活習慣の基礎が確立する時期。生活のリズムを整えて食習慣、食事のマナーを身に付ける時期でもある。孤食ではなく、家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わっていく。さらに様々な食文化に触れることにより食べ物への関心が深まっていく。運動量も増え、食べる意欲を大切にして食の体験を広げていく支援をする。そして食べ物への関心を深める。
子どもの食事といえば、私は「子育てハッピーアドバイス 笑顔いっぱい 食育の巻」を思い出します。
アマゾンの紹介文に「今の家族や社会が抱える現実を踏まえたうえで、親の気持ちをそっと後押しし、そして親も子どもも笑顔になれる本を目指しました」とある通り、ほのぼのとしたイラストと温かいメッセージのおかげで、読むと気持ちが軽くなる本でした。
「好き嫌いは、あまり無理強いせずに、気長にソフトプッシュを繰り返すことが大切」といったことや、簡単なレシピなどが載っていました。