子育て支援員研修の共通科目の中の科目④小児保健Ⅰについて学んだので、特に重要だと感じた所をまとめておきます。
- 子どもは感染症にかかりやすく、発熱、下痢、嘔吐等によりすぐに脱水症状を起こしやすくなっている。また高熱を出しやすく、突然症状が出る、急変する、重症化する、進行が早いなどの健康状態の変化には特徴がある。
- 日々の観察項目には、体温、呼吸、脈拍、食欲、顔色、風邪症状、尿や便の回数・色・性状、機嫌がよいか、元気で動きが活発か、よく眠るか、顔色や表情がよいか、食欲があるか等が目安となる。更に日常の変化を捉える目安として、服装や頭髪の乱れや汚れ、表情、肌の色つや、発疹の有無、姿勢、視線が合うか等にも注意する必要がある。
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、事故や窒息、病気等の原因が特定されず、原則として1歳未満の乳児が主として睡眠中に突然死亡する症候群。保育中の予防としては、午睡等に際してうつぶせ寝を避ける。人工乳(粉ミルク)がSIDSを引き起こすわけではないが、母乳で育てられている赤ちゃんのほうがSIDSの発症率が低いということが研究者の調査から分かっている。喜んで母乳を飲み、体重が順調に増えているなら、できるだけ母乳を与えることが望ましい。また、たばこは、SIDS発症の大きな危険因子であり、妊婦や乳児の近くでの喫煙は不適切である。
- 保育環境を整えるためには、室温や湿度の調節、換気が必要。季節や施設の状況に合わせ、エアコンや加湿器等を活用すると良い。採光、照明、音や声の大きさにも配慮する必要がある。
今回学習した内容と関連して、急病時に相談できる窓口(横浜市)をご紹介します。
救急医療情報センター
急病のとき、医療機関を案内します。電話 #7119 (局番なし・24時間)
つながらない場合は電話 045-222-7119
音声ガイダンス開始後、プッシュ1番で「救急医療情報センター」(そのとき受信可能な医療機関の案内。24時間対応)
音声ガイダンス開始後、プッシュ2番で「救急電話相談」(症状に基づく緊急性や受診の必要性についてアドバイス。月曜から金曜:18時から翌朝9時 土曜:13時から翌朝9時 日曜・祝日:9時から翌朝9時)
「横浜市救急受診ガイド」のホームページ
地域医療連携センター(横浜市医師会)
近くの医療機関を案内します。希望により、地図などもFAXで送付します。 電話 045-201-8712
月曜から金曜9:00-12:00、13:00-17:00(祝日・年末年始を除く)
横浜地域医療連携センターのホームページはこちらです。
中毒情報相談室(神奈川県医師会)
タバコ・洗剤などの誤飲に対応します。
電話 045-262-4199 (24時間無休)
子どもの救急
夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安を提供しているサイト(対象年齢は生後1カ月~6歳までのお子さん)「子どもの救急」